■ウッドランドBDUトラウザー
これはアメリカ全軍で支給されているウッドランドカモフラージュBDU(バトル・ドレス・ユニフォーム)ズボンのラベル。
発注番号を見ると、SPO100-96-D-0332となっていることから、96年度に発注されたものと判別できる。DLAナンバーではなくSPOナンバー(正確にはSP0)となっていることにも注目。これは、90年代半ばから、軍の支給品生産の入札制度が変更になったためである。その区切りは、1978年のDLA変更のときよりもあいまいで、何年から、というようなはっきりした区切りはないようだ。
ウッドランドBDUはホンジュラスなどの中南米でアッセンブル(生地をアメリカ国内から輸出し、製造単価の安い海外で作成)したもの(TRU-SPECなど)も出まわっており、そのような場合は、ウエスト内側に明記されている場合が多い。
また、BDUの生地そのものが80年代に生産されたものとは異なっており、それまでは100%コットンであったのが、50%ナイロン化学繊維を含むものに変更された。ナイロンを使用することで、生地が丈夫になり、洗濯などによる染料の落ちを防いでいる。生地の風合いは、コットン100に比べややゴワついた感じがある。また、補強用にカーボーンファイバーが1%含まれているものも存在する。
このタイプは国防省によるとType VI woodland camouflage enhanced hot weather coatsというようだ。
■バトルキャップ
左はBDU用の帽子のラベル。96年製のもので、やはりSPOナンバーとなっている。珍しいのは、MADE IN U.S.A.と明記されていることで、製造元のPROPPER
INTERNATIONALはモンタナ州セントチャールズに本社があり、テネシー州ウェイベリーの工場で生産されたものと考えられる。そのため、あえて表記しているのであろう。ラベル脇にはインスペクト印(黒墨で、大抵は数字が押されている)があることから軍の放出品であることは推測できる。